飲食店のTikTok活用法｜ショート動画でZ世代にリーチする具体策の実践ガイド

はじめに

日々の厨房での奮闘、お客様との温かい交流、そしてお店の未来を見据えた経営戦略。1〜3店舗を経営するオーナーの皆様は、常に多忙な日々を送られていることと存じます。料理人出身、あるいは現場の最前線で経験を積んでこられた皆様にとって、日々の売上管理やスタッフ育成に加え、「SNSでの集客」という新たな課題は、時に大きな負担に感じられるかもしれません。

特に近年、情報収集の中心となりつつあるのが、ショート動画プラットフォーム「TikTok」です。Z世代と呼ばれる若い層を中心に絶大な影響力を持つこのプラットフォームを、貴店ではどのように活用されていますでしょうか？「若者向け」「動画編集が難しそう」といったイメージから、まだ手を出せていない、あるいは手探りの状態であるという方も少なくないでしょう。

しかし、ご安心ください。私自身も現場上がりの人間として、皆様のお気持ちは痛いほど分かります。だからこそ、本稿では、皆様のこだわりが詰まった料理や空間、そして「想い」を、ショート動画という形でZ世代に届けるための具体的な戦略と実践方法を、わかりやすく丁寧にご説明いたします。皆様のお店が、次世代のお客様に深く愛される存在となるための実践的なガイドとして、ご活用いただければ幸いです。

なぜ今、飲食店がTikTokに注力すべきなのか？

「また新しいSNSか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、TikTokは既存のSNSとは異なる特性を持ち、特に飲食店にとって強力な集客ツールとなり得る可能性を秘めています。

Z世代が情報源としてTikTokを活用する理由

現代の若者、特にZ世代は、情報収集の方法が大きく変化しています。もはやGoogle検索や既存のSNSだけでなく、TikTokが重要な情報源として位置づけられています。

• リアルな情報、UGC（User Generated Content）の信頼性
  Z世代は、企業が発信する広告的な情報よりも、一般のユーザーが実際に体験した「リアルな声」や「生々しい動画」を信頼する傾向にあります。TikTokに溢れるUGCは、そうした信頼性の高い情報として受け入れられています。実際に店舗を訪れたお客様が投稿した動画や、お店のスタッフが日常を切り取った動画は、他の広告では伝えられない「生きた情報」となります。
• 短尺動画の消費習慣
  スマートフォンが当たり前の世代にとって、数秒から数十秒の短尺動画は、最も効率的で魅力的な情報伝達手段です。スクロール一つで次々に新しい動画に触れられる手軽さは、忙しい現代人の情報消費スタイルに合致しています。飲食店の魅力を瞬時に伝え、興味を引きつけるには、短尺動画が最適なのです。
• 検索エンジンとしての利用
  驚かれるかもしれませんが、Z世代は「〇〇（地名）　カフェ」といった検索をGoogleではなくTikTokで行うことが増えています。動画で店の雰囲気やメニュー、混雑状況まで視覚的に把握できるため、実際に足を運ぶ際のイメージが掴みやすいのです。

TikTokが持つ「熱量」と「拡散力」

TikTokのアルゴリズムは、他のSNSとは一線を画します。

• アルゴリズムの特性（フォロワー数に関わらず拡散される可能性）
  TikTokは、フォロワー数に関わらず、良質なコンテンツであれば誰にでも拡散のチャンスを与えます。動画の「いいね」やコメント、共有、視聴完了率といったエンゲージメントが高い動画は、アルゴリズムによってより多くのユーザーの「おすすめ」フィードに表示されやすくなります。これは、駆け出しの飲食店でも、大手チェーン店と同じ土俵で勝負できることを意味します。
• バズることで得られる効果（来店意欲の向上、認知度向上）
  一度動画が「バズる」と、その認知度は爆発的に向上します。ある日突然、動画を見た多くのZ世代が貴店の存在を知り、強い来店意欲を抱くようになります。それは、単なる認知度向上に留まらず、具体的な来店行動へと直結する強力な集客効果を生み出すのです。

飲食店にとってのTikTok活用のメリット

以上の特性を踏まえ、飲食店がTikTokを活用するメリットは多岐にわたります。

• 来店動機向上、新規顧客獲得
  動画を通じて料理のシズル感や店の雰囲気をダイレクトに伝えることで、ユーザーの「行ってみたい」という気持ちを強く刺激します。特に、普段貴店を知らなかったZ世代層にリーチし、新たな顧客層の開拓に繋がります。
• ブランドイメージ構築、お店の「個性」の発信
  貴店のこだわり、コンセプト、そしてスタッフの温かさなど、言葉だけでは伝わりにくい「個性」を動画で表現できます。これにより、単なる飲食店ではなく、「貴店でなければならない理由」という強力なブランドイメージを構築できます。
• 採用活動への波及効果
  お店の活気ある雰囲気やスタッフの働く様子を動画で発信することは、求職者にとっても魅力的に映ります。TikTokをきっかけに貴店に興味を持つ若い層は、将来のスタッフ候補となり得る可能性も秘めています。

TikTokでZ世代に響く動画コンテンツの作り方

いざ動画を作ろうとすると、「何を撮れば良いのか」「どう編集すれば良いのか」と戸惑われるかもしれません。しかし、大切なのは「お店の魅力」をいかに素直に、そして魅力的に伝えるかです。

基本的な動画制作の心得

動画制作の前に、以下の3点を心に留めておいてください。

• 「見ている人のため」を意識する
  自分たちが伝えたいことだけでなく、視聴者が何を知りたいか、何に興味を持つかを常に意識してください。例えば、メニューの価格や場所、営業時間など、来店に必要な情報は分かりやすく示すことが重要です。
• テンポの良さ、分かりやすさ
  短尺動画の生命線はテンポです。冗長なシーンは避け、情報を詰め込みすぎず、視覚的に訴えかける構成を意識しましょう。テロップやナレーションも有効です。
• オリジナリティの追求
  流行りのBGMやエフェクトを使うことは重要ですが、最終的には貴店独自の魅力が伝わるオリジナリティが求められます。他店との差別化を図るためにも、貴店の「らしさ」を追求してください。

具体的な動画アイデアと実践ポイント

ここからは、具体的な動画アイデアと、その実践ポイントを箇条書きでご紹介します。これらはあくまで一例です。貴店の特色に合わせてアレンジし、柔軟に活用してください。

• 料理の魅力が伝わる動画
  • 調理風景（ASMR、ライブ感）
    • 食材を切る音、炒める音、揚げる音など、ASMR要素を取り入れ、五感に訴えかける。
    • シェフの手元にフォーカスし、熟練の技やこだわりをアピール。
    • 湯気や炎など、調理中のライブ感を伝えることで食欲を刺激する。
  • シズル感あふれる完成品（アップ、湯気、音）
    • 出来立ての料理をアップで撮影し、湯気や照り、彩りを強調する。
    • 肉汁が溢れる様子、チーズが伸びる瞬間など、最も「美味しそう」に見える瞬間を捉える。
    • 食べる際の咀嚼音や、ナイフとフォークの音などを入れると、さらに没入感を高めます。
  • メニュー紹介（こだわり、ストーリー）
    • 特定のメニューに絞り、使用している食材の産地や、開発秘話、調理工程でのこだわりなどを簡潔に紹介する。
    • 季節限定メニューや人気メニューの魅力を端的に伝える。
• 店舗の雰囲気や空間を伝える動画
  • 店内の様子（時間帯別、こだわりの内装）
    • ランチ時、ディナー時、カフェタイムなど、時間帯によるお店の雰囲気の変化を比較して見せる。
    • 内装のこだわり（アンティーク家具、照明、アート作品など）をクローズアップして紹介する。
    • 窓から見える景色や、外観の魅力も伝える。
  • スタッフ紹介（人間性、メッセージ）
    • ホールスタッフ、キッチンスタッフなど、働く人々の笑顔や人柄が伝わる動画。
    • 「いらっしゃいませ！」や「本日のオススメ！」といった活気ある声を取り入れる。
    • お客様への感謝のメッセージや、お店の想いを語るインタビュー形式も有効です。
  • お客様の反応（承諾を得て）
    • お客様が料理を「美味しい！」と笑顔で召し上がっている様子。（必ず承諾を得てから撮影・投稿する）
    • 店内で楽しそうに会話している光景など、お店の賑わいを伝える。
• 来店を促す企画・キャンペーン動画
  • 期間限定メニューの告知
    • 新作メニューや季節限定メニューの魅力を、短い時間でインパクト強く紹介する。
    • 「〇月〇日まで！」と期間を明示し、来店を促す。
  • TikTok限定特典の紹介
    • 「この動画を見た！」と言ったお客様限定で割引やドリンクサービスなどの特典を設ける。
    • 特典内容を分かりやすく、魅力的に伝える。
  • クーポン配布、チャレンジ企画
    • TikTokの機能を使ったクーポン配布や、特定のハッシュタグをつけた動画投稿で特典が得られるチャレンジ企画など。
• お店の「裏側」や「想い」を伝える動画
  • 食材へのこだわり、仕入れ
    • 契約農家さんや漁師さんとの交流、市場での仕入れ風景など、普段見ることのできない「裏側」を公開する。
    • 食材にかける店主の熱い想いを語る。
  • 店主の哲学、創業秘話
    • お店を開業したきっかけや、料理へのこだわり、お客様への想いを語る。
    • お店の歴史や、店名の由来などを紹介する。
  • まかない飯、休憩時間の様子
    • スタッフが楽しそうにまかないを食べる様子や、休憩時間の和やかな雰囲気を見せることで、人間味あふれるお店であることをアピールする。
• トレンドを意識した動画
  • 流行りのBGM、ダンスチャレンジ（アレンジ）
    • TikTokで流行しているBGMをBGMとして使用する。
    • 流行のダンスチャレンジや、面白い音源などを、お店や料理に関連付けてアレンジして挑戦する。
  • 特定ハッシュタグへの参加
    • #グルメ #TikTokグルメ #〇〇（地域名）グルメ #飲食店応援 など、関連性の高いハッシュタグを活用する。
    • 流行のハッシュタグも取り入れる。
  • Vlog風、日常切り抜き
    • お店の一日の流れをVlog（Video Blog）形式で紹介する。
    • お客様がまだ少ない時間帯の仕込みや準備風景を、BGMに合わせてテンポよく見せる。

TikTok運用を成功させるための具体的なステップ

動画を制作するだけでなく、TikTokでの運用を継続し、成果に繋げるためには計画的な取り組みが不可欠です。

• Step1：目標設定と戦略立案
  • 目的の明確化（認知度向上、来店促進、採用）
    • 貴店がTikTokで何を達成したいのか、具体的な目標を定めます。「ひとまず始めてみる」も大切ですが、目標が明確であれば、投稿内容や分析の方向性も定まります。
  • ターゲットペルソナの再確認（今回はZ世代）
    • Z世代の中でも、どんな層（学生、社会人、カップル、ファミリーなど）にアプローチしたいのかを具体的にイメージします。彼らがどんなコンテンツを好み、何に価値を感じるのかを深掘りします。
  • 競合分析
    • 同業他社や、同じ地域にある飲食店がどのような動画を投稿しているか、どんな動画が「バズっている」かを研究します。良い点は参考にしつつ、貴店独自の強みを見出すヒントにします。
• Step2：プロフィール作成と初期設定
  • 分かりやすいプロフィール画像、ユーザー名
    • お店のロゴや、特徴的な料理の写真など、一目で貴店だと分かる画像を設置します。ユーザー名も、お店の名前と関連性が高く、覚えやすいものに設定しましょう。
  • お店の魅力を伝える紹介文、リンクツリーの活用
    • 簡潔ながらも、貴店のコンセプトや提供する料理のジャンル、強みをアピールする紹介文を作成します。TikTokのプロフィールからは一つのリンクしか貼れないため、複数のリンクをまとめられる「リンクツリー」などを活用し、ホームページ、予約サイト、Instagramなどへの導線を確保しましょう。
  • ビジネスアカウントへの切り替え（アナリティクス活用）
    • 個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えることで、動画の再生回数、視聴者の属性、エンゲージメント率などの詳細なデータを確認できる「TikTokアナリティクス」が利用可能になります。これにより、投稿の改善点が明確になります。
• Step3：継続的なコンテンツ投稿と分析
  • 投稿頻度と時間帯
    • 可能な範囲で、週に2〜3回など、継続的な投稿を心がけます。投稿頻度が低いと、フォロワーの離脱やアルゴリズムからの評価低下に繋がりかねません。
    • アナリティクスを確認し、視聴者が活発な時間帯を狙って投稿することも効果的です。
  • ハッシュタグの選定（ビッグ、ミドル、スモール）
    • #グルメ（ビッグワード）#〇〇（地域名）グルメ（ミドルワード）#お店の料理名（スモールワード）など、関連性の高いハッシュタグを複数組み合わせることで、多様なユーザーにリーチできます。
    • 流行りのハッシュタグも適宜取り入れましょう。
  • TikTokアナリティクスの活用（インプレッション、再生回数、滞在時間、ターゲット層）
    • 各動画のパフォーマンスを定期的に分析します。どの動画がよく見られているのか、どの年齢層にリーチしているのか、どこで離脱が多いのかなどを把握し、次の動画制作に活かします。
  • A/Bテストの実施
    • 異なる種類の動画（調理風景 vs 料理紹介）、異なるBGM、異なるテロップの出し方など、いくつかのパターンを試して、どの要素がより高いエンゲージメントに繋がるかを検証します。
• Step4：コメント・DMへの丁寧な対応
  • 双方向のコミュニケーションの重要性
    • コメントやダイレクトメッセージには、可能な限り迅速かつ丁寧に返信しましょう。これにより、ユーザーは「このお店は丁寧だ」「親しみやすい」と感じ、ファン化に繋がります。
  • 来店前の疑問解消、予約への誘導
    • 営業時間やメニュー、混雑状況など、来店前の疑問に対する回答は、スムーズな来店を促します。また、予約に関する問い合わせには、直接予約サイトへの誘導を行うなど、具体的なアクションを促しましょう。
• Step5：スタッフを巻き込む「チーム運用」
  • スタッフの得意分野を活かす
    • 動画編集が得意なスタッフ、カメラワークが上手なスタッフ、明るいキャラクターのスタッフなど、それぞれの得意分野を活かして役割分担することで、オーナー一人の負担を軽減し、より多角的なコンテンツ制作が可能になります。
  • モチベーション向上、愛着形成
    • スタッフ自身が動画制作に関わることで、お店への愛着や仕事へのモチベーションが向上します。動画が「バズる」経験は、スタッフにとって大きな喜びとなるでしょう。
  • 権限委譲と教育
    • 動画制作や投稿に関する一定の権限をスタッフに委譲し、責任感と自主性を育むことも重要です。その際は、お店のコンセプトや動画のガイドラインをしっかりと教育し、統一感を保つことが大切です。

TikTok活用における注意点と課題解決

TikTokは強力なツールである一方、運用にはいくつかの注意点も存在します。これらを事前に把握し、対策を講じることが重要です。

• 「バズり」だけを追い求めない
  TikTokは「バズる」ことが醍醐味の一つですが、一過性のバズりだけを追い求めると、お店の本質的な魅力が伝わらなかったり、ブランドイメージとの乖離が生じたりする可能性があります。常に「お店のファンを増やす」という長期的な視点を持つことが大切です。Z世代は流行に敏感ですが、同時に本物を見抜く目も持っています。
• 炎上リスクと対策
  SNSは不特定多数の目に触れるため、意図せず炎上してしまうリスクもゼロではありません。
  • 不適切な表現、個人情報の取り扱い
    人種差別、性差別、ハラスメントに繋がる表現は絶対に避けてください。お客様やスタッフの顔が映り込む場合は必ず許可を得るなど、個人情報の取り扱いには細心の注意を払いましょう。
  • 誹謗中傷への対処法
    万が一、悪意のあるコメントや誹謗中傷があった場合は、感情的にならず、冷静に対処することが重要です。コメントを削除する、非表示にする、ブロックするといった対処法を検討し、場合によっては弁護士などの専門家に相談することも視野に入れましょう。
• 時間とリソースの確保
  動画制作には、撮影、編集、投稿、分析と、それなりの時間と労力が必要です。日々の業務で手一杯なオーナー様にとって、これは大きな課題となるかもしれません。
  • 効率的な動画制作フローの構築
    テンプレートを活用する、動画編集アプリの機能を最大限に活用するなど、効率化できる部分は積極的に取り入れましょう。短時間で撮影・編集できるコンテンツを定期的に作成するルーティンを作ることも有効です。
  • 外部委託も視野に入れる
    もし内部でのリソース確保が難しい場合は、動画制作や運用代行を外部の専門業者に依頼することも一つの手段です。費用はかかりますが、プロの視点と技術で高品質なコンテンツを安定して提供できるメリットがあります。
• スタッフ教育とガイドライン
  スタッフを巻き込んで運用する場合、全員が同じ意識を持って取り組むことが重要です。
  • 撮影・投稿ルール、モラル教育
    動画を撮影して良い場所・時間帯、投稿して良い内容と悪い内容、使用して良いBGMやハッシュタグなど、明確なガイドラインを設けましょう。個人情報の保護やプライバシーへの配慮も徹底します。
  • 個人アカウントとの混同回避
    スタッフの個人アカウントとお店のアカウントが混同しないよう、明確な線引きを設けることが大切です。公私混同によるトラブルを防ぐためにも、この点は必ず周知徹底してください。

まとめ：TikTokは「お店のファンを作る」ための強力なツール

ここまで、飲食店のTikTok活用法について具体的に解説してまいりました。

日々の業務に追われるオーナーの皆様にとって、新たな取り組みは大きな挑戦となることと存じます。しかし、TikTokは単なる「流行りのSNS」ではありません。Z世代という将来の主力顧客層にリーチし、貴店の「こだわり」や「想い」をダイレクトに伝えることができる、非常に強力なコミュニケーションツールです。

動画を通じて、料理のシズル感、お店の雰囲気、そして何よりもそこで働く人々の温かさを発信することで、お客様は単なる「食事をする場所」としてではなく、「特別な体験ができる場所」「応援したいお店」として貴店を認識するようになります。これこそが、貴店の持続的な成長を支える「ファン作り」の第一歩となるのです。

もちろん、動画制作や運用には試行錯誤がつきものです。しかし、貴店がこれまで培ってこられた料理への情熱や、お客様への真摯な姿勢があれば、必ずZ世代の心に響くコンテンツを生み出すことができるでしょう。

このガイドが、貴店のTikTok活用の一助となり、未来のお客様との素晴らしい出会いを創出するきっかけとなれば幸いです。

詳細はお問い合わせください。