目次
はじめに
オーナーの皆様、日々の店舗運営、本当にお疲れ様でございます。
料理の腕を磨き、最高の空間を提供するために惜しみない努力をされている皆様にとって、「集客」というテーマは、時に重くのしかかる課題ではないでしょうか。特に、SNSを活用した集客は「何から手をつけて良いか分からない」「時間がない中で、どこまでやれば効果が出るのか」といったお悩みを抱えている方も少なくないかと思います。
私もかつて、現場の最前線で泥臭く働きながら、どうすればお客様にもっと喜んでいただけるか、そしてどうすれば安定した経営を築けるか、手探りで日々を過ごしていました。その中で痛感したのが、料理や空間へのこだわりだけでは、お客様にその価値が届かないという現実です。
現代において、お客様がお店を探す際のツールとして、Instagramはもはや欠かせない存在となりました。特に、「リール」と「ストーリーズ」は、飲食店の魅力を最大限に引き出し、お客様の心をつかむための強力な武器となります。しかし、ただ闇雲に投稿するだけでは、期待する効果は得られません。
本稿では、皆様が今すぐ実践できるInstagramの「リール」と「ストーリーズ」の活用術について、具体的なノウハウを交えながら徹底的に解説いたします。忙しい皆様の貴重な時間を無駄にすることなく、即効性のある実践的な知識としてお役立ていただけるよう、現場上がりの目線で分かりやすくお伝えしてまいります。
共に、貴店の魅力を最大限に引き出し、集客と利益の向上を実現してまいりましょう。
飲食店が今すぐインスタ集客を始めるべき理由
なぜ今、飲食店にとってInstagram集客がこれほどまでに重要なのでしょうか。その理由は、お客様の行動様式とInstagramの特性に深く関係しています。
1. ターゲット層との親和性
貴店のお客様となりうる若手からミドル世代(20代後半~40代前半)は、日常的にInstagramを利用し、飲食店を探す際もGoogle検索以上にInstagramで情報を収集する傾向が強まっています。視覚的に魅力的な写真や動画を通じて、料理の美味しさや店舗の雰囲気を瞬時に把握したいと考えているのです。
2. 視覚的訴求の重要性
飲食店にとって、料理の見た目や店舗の雰囲気は、お客様が来店を決める上で非常に重要な要素です。Instagramは写真や動画に特化したプラットフォームであり、料理の湯気や肉汁、ドリンクの泡立ちといった「ライブ感」や、店内の温かい照明、活気あるスタッフの様子など、文字だけでは伝えきれない魅力を直感的に伝えることができます。
3. 競合との差別化とブランディング
数多ある飲食店の中で、貴店が選ばれるためには明確な差別化が必要です。Instagramは、単なるメニュー紹介に留まらず、料理に対する「想い」や、食材への「こだわり」、スタッフの「人柄」、そしてお客様への「おもてなしの心」といった、貴店の哲学や世界観を表現する場として最適です。これらが伝わることで、お客様は単なる「食事場所」としてではなく、「特別な体験ができる場所」として貴店を認識し、強固なファンへと育っていく可能性が高まります。
リール徹底活用術:ファンを惹きつける動画コンテンツの作り方
リールは、最大90秒のショート動画を投稿できる機能であり、Instagramで最も発見されやすいコンテンツの一つです。特に新規顧客へのリーチに非常に効果的で、店舗の「動的な魅力」を伝えるのに最適です。
リールの特性と飲食店での活用メリット
- 高い発見性: フォローしていないユーザーのフィードや発見タブに表示されやすく、新規顧客獲得に繋がります。
- 没入感と臨場感: 短い時間で料理の調理過程や店舗の活気を伝え、お客様の五感を刺激します。
- エンゲージメントの高さ: ユーザーは動画コンテンツを好む傾向があり、コメントやシェアによる拡散も期待できます。
どんなリール動画が有効か?(コンセプトとアイデア例)
効果的なリール動画は、お客様の興味を引き、来店への動機付けとなるような工夫が凝らされています。
- 料理のライブ感・シズル感:
- シェフが食材を捌くダイナミックな手元
- アツアツの料理から湯気が立ち上る様子
- チーズがとろける瞬間、肉汁が滴る瞬間
- カクテルを作るバーテンダーの手捌き
- パンを焼き上げるオーブンの様子
- 店舗の雰囲気・空間:
- 朝から夜への店舗の移り変わり
- こだわりのインテリアや食器の紹介
- 賑わう店内の活気ある様子
- 個室やテラス席など、特別な空間の紹介
- スタッフの紹介・裏側:
- 笑顔で働くスタッフの日常
- まかない風景や休憩時間の和やかな様子
- お客様を迎える準備の舞台裏
- スタッフ一人ひとりの「推しメニュー」紹介
- お客様の声・リアクション:
- (許可を得て)お客様が料理を召し上がる「美味しい」という表情
- お客様が楽しそうに談笑している様子(遠景でプライバシーに配慮)
- お客様が料理を撮影している様子
- 料理や店舗へのこだわり・想い:
- 旬の食材を生産者から直接仕入れる様子
- 創業以来守り続けている秘伝のタレの調理風景
- 店名の由来やコンセプトに込められたストーリー
- 地域貢献活動など、店舗の社会的な側面
具体的なリール作成ステップ(実践方法)
- 企画立案:
- ターゲットを明確に: 誰に何を伝えたいのか。例えば「デートで使える落ち着いた店」なのか「家族連れで楽しめる活気ある店」なのか。
- メッセージを絞る: 一つのリールで伝えたいメッセージは一つに絞りましょう。「この料理がとにかく美味しい!」「この空間が素晴らしい!」など。
- 構成案を作成: ストーリーボードのように、冒頭・中盤・結末でどんな映像を流すか、どんなBGMやテロップを入れるか、簡単にメモしておくとスムーズです。
- 撮影のコツ:
- 光: 自然光が最も美しく撮れます。窓際や屋外を活用しましょう。難しければ、リングライトやLEDライトを使い、料理を明るく照らします。
- 構図:
- 寄りのショット: 料理のシズル感を最大限に引き出すために、ドアップで撮影します。
- 引きのショット: 店舗の雰囲気や料理の全体像を伝える際に有効です。
- 斜めからのショット: 奥行きが出て、立体感が生まれます。
- 縦長構図を意識: リールは縦型動画が基本です。スマホを縦に持ち、画面いっぱいに広がる構図を意識しましょう。
- アングル:
- 目線の高さ: お客様が実際に料理を見る目線で撮影します。
- 真上からのショット(俯瞰): 全体の盛り付けやテーブルコーディネートを見せる際に効果的です。
- ローアングル: 迫力が出ます。
- 手ブレ対策: 三脚やジンバルを使うのが理想的ですが、難しい場合は肘を体に固定したり、壁に寄りかかったりして、できるだけブレないように撮影しましょう。
- 短いカットを多めに: テンポの良い動画にするため、1カットあたり2〜3秒程度の短い映像を複数撮影します。
- 編集のポイント:
- BGMの選定: リールはBGMが非常に重要です。流行りの音源や、お店の雰囲気に合ったBGMを選びましょう。著作権フリーの音源やInstagramの公式音源を活用してください。
- テロップの活用: 音なしで視聴するユーザーも多いため、重要な情報はテロップで表示します。読みやすいフォント、色、サイズを選び、表示時間を調整しましょう。
- エフェクト・トランジション: 過度な使用は避け、動画の魅力を引き出す程度に留めましょう。
- 動画アプリの活用: CapCutやInShotなど、無料で高機能な動画編集アプリを活用すると、スマホだけでプロのような編集が可能です。
- 投稿時の工夫:
- 魅力的なキャプション: 料理名やお店のこだわりだけでなく、お客様が共感したり、思わず行きたくなるようなストーリーを添えましょう。
- 適切なハッシュタグ: 関連性の高いハッシュタグを複数つけましょう。
- 汎用性の高いタグ: #飲食店 #東京グルメ #ランチ #ディナー
- 地域密着型タグ: #渋谷グルメ #新宿ランチ #〇〇駅ディナー
- メニュー特化タグ: #パスタ #焼肉 #ラーメン #〇〇専門店
- お店のこだわりタグ: #無農薬野菜 #地産地消 #手打ちパスタ
- 独自タグ: 店舗名やオリジナルイベント名など
- 競合他社が使っている人気タグを参考にするのも有効です。
- カバー画像の設定: リールがフィードに表示された際に目を引くような、魅力的なカバー画像を選びましょう。

ストーリーズ徹底活用術:お客様との距離を縮めるリアルタイム発信
ストーリーズは24時間で消える特性を持つ短尺コンテンツで、リールとは異なり、よりリアルタイムでフランクな情報発信に適しています。お客様とのインタラクション(相互作用)を深めるのに非常に効果的です。
ストーリーズの特性と飲食店での活用メリット
- リアルタイム性: 「今」起きている出来事を瞬時に伝えられます。
- 高い親近感: 気軽な投稿が可能で、お客様に身近な存在として感じてもらえます。
- インタラクション機能: アンケート、質問、クイズなどのスタンプを通じて、お客様との双方向コミュニケーションが可能です。
- DMへの誘導: 興味を持ったお客様が気軽にDMを送れる動線を構築できます。
どんなストーリーズが有効か?(コンセプトとアイデア例)
お客様との距離を縮め、来店を促すような、親しみやすい情報発信が鍵となります。
- 今日のランチ・おすすめメニュー:
- 「本日限定!〇〇が届きました」と食材の紹介
- 「今日の賄いはこれ!」とスタッフのおすすめをチラ見せ
- 「ラスト〇食!」と希少性をアピール
- 仕込み風景・裏側:
- 朝一番の仕込み風景や、丁寧な下準備の様子
- スタッフの笑顔や、和気あいあいとした作業風景
- お客様を迎える準備の舞台裏
- お客様への感謝のメッセージ(手書きのPOPを映すなど)
- 限定情報・クーポン:
- 「ストーリーズを見た方限定!」の割引クーポン
- 次回来店時に使える特典のお知らせ
- 雨の日限定サービスなど、即時性を活かした情報
- Q&A・アンケート:
- 「次に食べたいのは? A.パスタ B.ピザ」のようなアンケート
- 「〇〇(メニュー)の美味しい食べ方、知りたい?」といった質問ボックス
- お客様からの質問に、動画や写真で答える
- お客様とのコミュニケーション:
- お客様が投稿してくれたストーリーをリポスト(再投稿)して感謝を伝える
- 店内で楽しんでいるお客様の様子(許可を得て、プライバシーに配慮)
- お客様からのメッセージやレビューを引用して紹介
具体的なストーリーズ作成ステップ(実践方法)
- 写真・動画の撮影:
- スマホで手軽に: リールほど凝った編集は不要です。スマホでサッと撮影し、フィルターやスタンプで加工するだけでOK。
- 縦長フルスクリーン: ストーリーズも縦長が基本です。画面いっぱいに広がるように撮影しましょう。
- スタンプ機能の活用:
- アンケートスタンプ: 選択肢を設けて、お客様に意見を聞きます。「今日のランチ、どれがいい?」「お好きなドリンクは?」など。
- 質問スタンプ: ユーザーからの質問を募集し、回答します。「おすすめメニューは?」「予約は必要?」など。
- クイズスタンプ: 店舗に関する簡単なクイズを出題し、エンゲージメントを高めます。「この食材、何でしょう?」など。
- カウントダウンスタンプ: 新メニュー提供開始日やイベント開催日までのカウントダウンを設定し、期待感を高めます。
- リンクスタンプ: 予約サイトやテイクアウトの注文ページ、食べログなどの外部サイトへ直接誘導できます。非常に重要です。
- リンク・位置情報・メンションの活用:
- リンクスタンプ: 予約サイト、テイクアウトサイト、公式HPなど、具体的な行動に繋がるリンクを必ず設置しましょう。
- 位置情報スタンプ: 店舗の場所をタグ付けすることで、来店に繋がる可能性が高まります。
- メンション(@ユーザー名): 生産者や取引先、コラボ相手など、関連するアカウントをメンションすることで、相互のフォロワーにリーチできます。
- ライブ配信の可能性:
- ゲリラ的なライブ配信でお客様の質問に答える、仕込みの様子を中継するなど、リアルタイムでの交流も有効です。
リールとストーリーズで効果を最大化する連携戦略
リールとストーリーズはそれぞれ異なる特性を持つため、双方を連携させることで、より大きな集客効果を生み出すことができます。
役割分担と連携の重要性
- リール: 新規顧客へのリーチ、店舗の世界観やサービスの「ハイライト」を伝える。ブランド認知の向上と興味喚起。
- ストーリーズ: 既存顧客とのエンゲージメント強化、リアルタイムな情報発信、具体的な来店行動への誘導。親近感の醸成とリピーター育成。
具体的な連携例
- リールで「興味」を引き、ストーリーズで「詳細」へ誘導:
- 例えば、リールで新メニューの魅力的な調理風景を投稿し、キャプションや動画の最後に「詳しい情報やご予約はストーリーズをチェック!」と誘導します。
- ストーリーズでは、その新メニューのこだわり、食材の紹介、開発秘話などを深掘りし、さらに予約リンクを設置することで、興味を持ったお客様をスムーズに予約まで導きます。
- ストーリーズで「リアルな日常」を伝え、リールで「体験」を凝縮:
- 日々の仕込み風景やスタッフの裏側をストーリーズで共有し、お客様に親近感を抱いてもらいます。
- 週末の賑わいやお客様が楽しんでいる様子を凝縮したリールを後日投稿し、「当店での特別な体験」として改めて提示します。
- ライブ配信(ストーリーズ)からリールへの展開:
- ストーリーズで実施したライブ配信の一部を切り取り、編集してリールとして投稿します。例えば、シェフによる料理教室のハイライト、お客様とのQ&Aセッションの面白かった部分などです。これにより、ライブを見逃したフォロワーにもコンテンツを届け、新たな興味喚起に繋げます。
このように、リールとストーリーズは相互補完的な関係にあります。それぞれの特性を理解し、目的とターゲットに応じて使い分けることで、貴店のInstagram運用は格段に効果的になるでしょう。

集客効果を高めるためのインスタ運用TIPS
リールとストーリーズの活用術に加え、Instagram全体の運用を最適化することで、集客効果はさらに高まります。
1. プロフィール最適化の重要性
Instagramのプロフィールは、貴店の「顔」であり、お客様が最初に目にする情報です。ここが魅力的でなければ、せっかくリールやストーリーズで興味を持ってもらっても、来店には繋がりません。
- プロフィール写真: 店舗のロゴや看板、代表的な料理の美しい写真など、一目で貴店だと分かるものを選びましょう。
- ユーザーネーム: 検索されやすいように、店舗名を基本とし、分かりやすい名前に設定しましょう。
- 名前: 店舗名に加えて、提供している料理ジャンルやコンセプト(例:〇〇フレンチ / 隠れ家バル)などを追記すると、検索からの流入が増えます。
- 自己紹介文(Bio):
- 何を専門としているか: 〇〇料理、△△専門店など。
- 強み・こだわり: 地産地消、手打ちパスタ、熟成肉など。
- ターゲット: デートに最適、お子様連れ歓迎など。
- 営業時間・定休日: 簡潔に記載。
- 予約方法・テイクアウトの有無: 重要な情報は明記。
- 行動を促す一言: 「ご予約はプロフィールのURLからどうぞ!」など。
- リンク: 予約サイト、公式ウェブサイト、テイクアウトサイトなど、お客様が次にとるべき行動に直結するリンクを設置しましょう。Linktreeなどのサービスを利用して複数のリンクをまとめるのも有効です。
2. 投稿頻度とタイミング
- リール: 週に2〜3回程度が理想的です。継続が重要です。
- ストーリーズ: 毎日、または可能な限り頻繁に投稿しましょう。リアルタイムの情報を発信する機会は多いほど良いです。
- 投稿時間: ターゲットのお客様がInstagramを見ている時間帯を狙いましょう。ランチタイム前(10〜11時)、ディナータイム前(17〜18時)、夜の落ち着いた時間帯(20〜22時)などが一般的ですが、インサイト機能で自分のフォロワーが最もアクティブな時間を確認するのが最も確実です。
3. インサイト分析の活用
Instagramのプロアカウント(ビジネスアカウント)に切り替えることで利用できる「インサイト」機能は、運用改善の強力なツールです。
- リーチ数: 投稿が何人のユーザーに表示されたか。
- インプレッション数: 投稿が何回表示されたか。
- エンゲージメント: いいね、コメント、保存、シェアなどの反応数。
- フォロワーの属性: 年齢層、性別、居住地、最もアクティブな時間帯など。
これらのデータを定期的に確認し、どのコンテンツが効果的だったのか、どの時間帯に投稿すればより多くの人に見てもらえるのかなどを分析し、次の投稿に活かしましょう。PDCAサイクルを回すことで、より効率的な集客が可能になります。
4. UGC(ユーザー生成コンテンツ)の促進
UGCとは、お客様が投稿した写真や動画のことです。これらは最も信頼性の高い口コミとして機能し、集客に絶大な効果を発揮します。
- お客様にタグ付け・メンションを促す: 「#〇〇(店舗名)で投稿してね!」と店内にPOPを設置したり、レシートに記載したりして促しましょう。
- リポスト・ストーリーズで紹介: お客様が投稿してくれたコンテンツを積極的にリポストし、感謝のメッセージを添えて紹介しましょう。これにより、お客様は喜んでくれますし、他のフォロワーにも「自分も投稿してみよう」という気持ちが生まれます。
5. 広告活用の検討
オーガニックリーチ(無料での露出)だけでは限界がある場合、Instagram広告の活用も検討しましょう。ターゲットを細かく設定できるため、費用対効果の高い集客が期待できます。まずは少額からテスト的に運用し、効果を検証しながら拡大していくのがおすすめです。
集客は「目的」ではなく「手段」:その先の利益へ
ここまで、Instagramを活用した集客術について解説してまいりましたが、重要なのは「集客そのもの」が最終目的ではないという点です。集客は、貴店の料理やサービス、空間をより多くのお客様に体験していただくための「手段」に過ぎません。その先に、お客様に感動を提供し、リピーターになってもらい、最終的に安定した利益を創出することこそが、オーナーの皆様の目指すべきゴールです。
インスタ集客で新たに出会ったお客様を、いかにして貴店の「ファン」に変え、長期的な売上と利益に繋げていくか。この視点を持つことが、持続可能な経営を実現するために不可欠です。
- 来店後のフォローアップ: InstagramのDMを活用したサンキューメッセージ、次回の来店を促す限定クーポンの配布なども有効です。
- 顧客データ活用の視点: インスタ経由のお客様がどのような傾向にあるか、どのメニューを好むかなどを把握し、メニュー開発やサービス改善に活かす視点も重要です。
- 経営全体の改善: SNS集客は、あくまで経営の一部です。売上は上がっても利益が出ない、スタッフ育成に不安があるといった根本的な課題は、数字管理やオペレーションの見直しなど、経営全体として取り組む必要があります。インスタ集客をきっかけに、貴店の経営をより盤石なものにしていくためのきっかけとして捉えていただければ幸いです。
まとめ
本稿では、飲食店オーナーの皆様が今すぐ実践できるInstagramの「リール」と「ストーリーズ」を活用した集客術について、その重要性から具体的な作成ステップ、そして効果を最大化するためのTIPSまで、幅広く解説してまいりました。
リールは「新規顧客へのリーチ」と「店舗の魅力をダイナミックに伝える」ことに、ストーリーズは「既存顧客とのエンゲージメント強化」と「リアルタイムな情報発信」にそれぞれ強みがあります。これらを連携させることで、貴店のInstagramアカウントは、単なる情報発信ツールを超え、お客様との深い信頼関係を築き、来店を促す強力なエンジンとなるでしょう。
今日からでも遅くありません。ぜひ、この記事でご紹介した実践的なノウハウを一つでも多く貴店のInstagram運用に取り入れてみてください。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、一歩踏み出し、継続することで、必ずやその努力は結果となって現れるはずです。
貴店の「想い」が詰まった料理と空間が、より多くのお客様に届くよう、心より応援しております。
おわりに
Instagramを通じた集客の次の一手や、経営全体のお悩みに関するご相談など、ご興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。貴店の状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。

